そもそも家の環境によって汚れ具合が異なるため、〇〇年に1回綺麗にしなければいけないとは言えません。が、素人でも掃除すべきかどうかを見極めるには「どのくらい汚れているか」を確認するといいでしょう。
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エアコンクリーニング業者の頻度は?プロのエアコン掃除は3年に1回がベスト
プロのエアコン掃除業者に尋ねると、1〜2年に1回と回答する方が圧倒的に多いです。でも、私個人の経験だと3年に1回があまりお金もかからず、臭いやカビの改善と予防になると思います。
エアコンクリーニングをしたからと言ってエアコンの寿命が長くなる訳ではないため、毎年掃除にお金を使うのはコスパが悪いですよね。
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エアコン掃除はしないほうがいい良い?不要・必要ないと考える方へ
エアコン掃除は必要!
数万円もかけて掃除をするくらいならエアコンクリーニングは不要だと考える人も多いでしょう。でも、赤ちゃんがいるご家庭やアレルギーなどの持病をお持ちの方ほど掃除はした方がいいですよ。
エアコン掃除をすることで得られるメリットを7つ下記に挙げました。
こんなに多い!7大メリット
- 電気代の節約になる
- エアコンが長持ちする
- 冷暖房の効率が上がる
- 故障のリスクが下がる
- 臭いが気にならなくなる
- エアコンからの騒音がなくなる
- アレルギーの予防や改善につながる
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セルフでできるフィルター掃除は月に2回がベスト
フィルター掃除は月2回がベスト
プロの業者に頼む以外にもセルフでフィルター掃除をするのもいいですよ。頻度は月に2回。
フィルター掃除をするだけでもこのような効果がありますよ。
フィルター掃除の効果
- 電気代の節約
- カビ発生の予防
- エアコンの効きが良くなる
フィルターの洗い方は掃除機とブラシで水洗い
フィルターの洗い方
フィルター掃除の方法は、「1.掃除機で吸う」→「2.ブラシで水洗い」の順番でOK。臭いやカビが気になる方は中性洗剤を使うのもいいでしょう。
エアコンが汚れているか確認する6つの方法
1.カビ臭い
エアコンを稼働させた際にホコリっぽいようなカビ臭さを感じたら汚れているサインです。
内部にカビが発生している可能性があります。
内部で発生したカビは、分解してクリーニングを行わないと隅々まできれいにすることはできません。自分でこのカビの除去をするのは難易度が高いので、プロのエアコンクリーニング業者に依頼する事を早めに検討しましょう。
2.水漏れしている
ドレンホース
エアコンを使い始めたら水がポタポタと落ちてくるのもクリーニングが必要な汚れのサインです。
エアコンの水漏れの原因のほぼ9割はドレンホースの詰まりです。ドレンホースとは、エアコン内部で派生した水を室外に排出するためのエアコンについている管の事です。
このドレンホースにホコリが詰まってくると本来外に排出されるはずだった水分が逆流してエアコンから漏れ出してしまうのです。
ドレンホースの洗浄はドレンホースクリーナーという専用のアイテムを用意すれば自身でも行えますし、ドレンホースクリーナーが無くても掃除機を代用する方法などもあります。
3.アレルギー反応が出る
エアコンをつけてからクシャミや咳などのアレルギー反応が出る時は、内部で発生したカビやホコリがエアコンから吹き出している可能性があります。
エアコンをそのまま使い続けていると症状を悪化しかねません。赤ちゃんやお子さん、ご家族の健康のためにも、早めにエアコンクリーニングを検討するようにしましょう。
関連記事 赤ちゃんや子供をエアコンクリーニングで守る!カビが与える悪影響
4.エアコンの効きが悪い
エアコンを使っても室内が中々快適な室温にならない時もエアコン内部が汚れているサインです。
エアコンにホコリが溜まると稼働効率が下がり、エアコンの効きが悪くなります。そんな中でもエアコンは設定温度をなんとか保とうとするので電力を余計に消費してしまい、電気代も自ずと高くなってしまいます。
5.吹き出し口や送風ファンが汚れている
エアコンの吹き出し口を確認してみて点々と黒くなっている汚れがあったらそれは「カビ」です。
このカビは送風時に吹き出し口にホコリとなって付着して、放っておくと繁殖します。また、送風口が汚れていないように見えても、内部は汚れている可能性があります。
なんとなくでも思い立った時に綿棒などで送風口や内部のファンの部分などを擦ってみてください。外側だけでなく内側もやってみて、汚れがつくようであればエアコンクリーニングを近々で実施すべきでしょう。
6.エアコンを使うと変な音がする
気付いたらエアコンから変な音がする場合は、エアコン内の「フィルターや内部のファンに汚れが付いているサイン」。
また、カタカタと音がする場合はエアコン内部の汚れが原因になっている可能性が高いです。この場合は自身でのクリーニングはかなり難しいので、業者に依頼して分解してクリーニングしてもらう必要があります。
お掃除機能付きエアコンもクリーニングが必要不可欠【頻度は同じ】
手入れの手間を減らしたいがためにお掃除機能付きエアコンを購入したご家庭も多いと思いますが、お掃除機能付きエアコンもエアコンクリーニングが必要なのはご存知でしょうか。
そのため、エアコン内部の汚れやホコリを掃除するといった機能はついていません。
お掃除機能付きエアコンもこんなに汚れる
出典:おそうじ本舗
どのくらい汚れるのか知らない方に向けて、全国展開されている「 おそうじ本舗 」さんのお写真をお借りしました。
掃除をせずに数年間も放置しているとこんなに汚れてしまうのがわかって頂けたかと思います。
ダストボックスを掃除しないとホコリが溢れる
写真にもあるように、あれだけホコリが溢れているのはダストボックス内に溜まったホコリを捨てていないからです。
フィルターに付いたホコリは自動で掃除してくれますが、その掃除したホコリはダストボックスに溜められるだけになります。そして、そのままにしていると溢れて水分とホコリが混ざってカビが繁殖します。
ダストボックスの取り外し方は簡単なので忘れずに1ヶ月に1回は捨てるようにしましょう。
ちなみに、お掃除機能付きエアコンの掃除は、内部構造も通常のエアコンと比べて複雑になり、分解に高度な技術が必要になるためクリーニング料金も高めに設定されていますのでご注意ください。
10年以上のエアコンクリーニングは注意が必要
エアコンクリーニング業者の中には10年以上のエアコン掃除はお断りしている業者もあります。
その理由は、10年でメーカーの部品がなくなってしまうため、故障しても修理できなくなるから。
プロの業者でも断れるケースが多いので、掃除してもらう前に確認するといいでしょう。
エアコンクリーニングの頻度を上げた方がいい3つの環境
1.加湿器を使っている
湿気はカビが繁殖する絶好の環境なので、窓を締め切って加湿器を稼働させる場合はエアコンにカビが生えやすくなります。
普段は部屋にいることのない寝室はエアコンの使用頻度が低いから問題ないだろうと思っていても知らない間にカビが大量発生していることもあるので要注意です。
2.キッチンの近くにエアコンがある
キッチン付近にエアコンを設置している場合は調理時に飛び散った油を吸い込んでしまうので汚れや臭いがつきやすくなります。
たとえ換気扇を回しながら使用していたとしても、空気中に飛び散った細かい油は取りきれずエアコンが吸い込んでしまうので、1〜2年ですぐに汚れてしまいます。
3.ペットを飼っている、お子さんがいる
ペットを飼っている部屋で1年中エアコンをつけっぱなしという場合もこまめなクリーニングが必要です。
そのままにしているとペットの毛やダニ、ハウスダストによってエアコン内部が目詰まりを起こしてしまうからです。
小さいお子さんがいるご家庭は、健康面を考慮してエアコン掃除の頻度を上げる事を検討してもいいでしょう。