エアコンの送風っていつ使うのか疑問に思ってる人多いですよね。風を送り出してくれることはわかりますが、使用するタイミングがわかりません。
しかし、エアコンに送風機能がついている理由があるのです。
送風をうまく使うことで、
- 電気代の節約
- カビの発生を防ぐ
- 効率よく冷房暖房を使える
などの効果があります。ただ、風を送り出しているだけではないということです。
エアコンの送風機能とは?仕組みを解説
出典:Panasonic
送風を使っているとき、エアコン内部でどのようなことが行われているのでしょうか。
例えば、冷房を使用するときは、部屋の空気を室内機が取り込み熱交換器を通して、室外機に暑い空気が送られます。そして、冷たい空気だけを部屋の中に排出する仕組みです。暖房はこの逆を行っています。
冷房や暖房は、熱交換器や室外機のファンなど様々な場所が可動します。
しかし、送風で動くのは、室内機のファンだけ。
つまり、扇風機と同じ仕組みです。
エアコンの送風機能は室内機のファンだけが動いているので、電気代があまりかからないメリットがあります。
エアコンの送風機能の効果とメリット
- 電気代の節約
- カビの発生を防ぐ
- 部屋の空気を循環させる
1.電気代の節約
電気代の節約
エアコンの送風機能は、電気代をほとんど使いません。1時間でだいたい0.3円ほど。
これは扇風機と同じくらいです。
ただ、扇風機と違うのは風を送り出す高さ。実は、高い位置から風を送り出した方が、部屋の空気が循環しやすいです。
「少し暑いな、でも冷房を付けるほどでもないな。」というときは、送風を使って空気を循環させるのがおすすめ。
2.カビの発生を防ぐ
カビの発生を防ぐ
エアコンの送風をうまく利用すると、カビの発生をある程度抑えられます。
実は、エアコン内部に発生した水滴が、カビの発生源となっています。送風機能を使うことで、エアコン内部のカビを乾燥させて、カビの発生をある程度防げるのです。
送風を使うタイミングは、冷房や暖房を利用した後。
目安として、1時間程度送風を行いましょう。もちろん、カビの発生をある程度防ぐためだけであって、完璧に防げるわけではないので注意してください。ちゃんと定期的な清掃だけはしておきましょう。
3.部屋の空気を循環させる
部屋の空気を循環させる
送風のメイン効果は、部屋の空気を循環させること。部屋の空気を循環させることで、涼しさを感じられます。
また、窓を開けて送風を使うことで、部屋の空気をより早く入れ替えることも可能。
特に冷房を使うときに覚えておきたいことが、冷房を使う前に送風を使うこと。
家に帰ってきたとき、部屋中が熱気に包まれていますよね。すぐに冷房を付けたくなると思いますが、グッと我慢して送風を付けましょう。このとき窓も開けてください。
こうすることで、部屋の熱気を外に出せます。
エアコンの送風機能の正しい使い方【使い始め】
送風機能の正しい使い方
エアコンの送風機能を正しいタイミングで使うことで、より良い効果を発揮します。
使うタイミングとして覚えておきたいのが、以下の通りです。
- 空気を循環させて少し涼しくしたいとき
- 冷房を使い始める直前
- 冷暖房の使用後
特に冷房の前後で使用してみましょう。電気代がグッと下がるだけでなく、冷房の効果をより感じられますよ。何よりカビの発生を抑えられるのは嬉しいですよね。
また、「少し暑いな。」や「湿気がすごいな。」と思った場合は、窓を開けて送風を使うのもおすすめです。