梅雨の時期や雨の日は湿度が高く、ジメジメと不快に感じる人が多いでしょう。
実は、部屋の湿度が60%を超えると人間は不快に感じます。さらに、カビが発生するラインでもあり、カビをエサとするゴキブリなども発生しやすくなります。
湿度は60%を超えないように調整するのが重要です。
部屋の湿度を下げたいなら、今すぐにできる9つの方法を使いましょう。これらを実践し、カビだけでなくゴキブリを始めとした害虫ともおさらば。
部屋の湿度を下げる方法9選【エアコンを使わない方法も紹介】
1.除湿機を使う
除湿機を使えば、部屋の湿度だけを下げられます。
除湿機は、エアコンの除湿機能よりもコストが安く湿度だけを下げられるのでおすすめの方法です。
また、エアコンと違う点として持ち運びが可能で狭いところにも設置できます。エアコンがない部屋や押し入れの中などにも運んで使えますし、湿度を下げたいところだけピンポイントで除湿可能です。
さらに、除湿機能だけの除湿機は比較的安価なのが魅力。梅雨だけの利用でもコスパ良く利用できます。
2.除湿剤を使う
除湿剤は、置くだけで簡単に湿度を下げられる便利グッズです。
部屋などの大きな空間の湿度を下げるのは苦手ですが、クローゼットや靴箱の中などの狭い空間の除湿には除湿剤を使うのがおすすめ。
クローゼットや押し入れ、靴箱などは空気が溜まってしまい換気が難しいところです。また、靴箱は狭いため扇風機も使いにくいです。
そのような場所には、除湿剤を置いて除湿しましょう。除湿と脱臭の両方ができる除湿剤や置くタイプや吊るすタイプなど種類も豊富で、ドラッグストアで気軽に購入できるのもおすすめポイント。
3.部屋干しを避ける
部屋干しをすると、部屋の湿度が急激に上昇します。
そのため、部屋干しを避けるのも湿度を上げないための重要ポイントです。
- 乾燥機で乾かす
- コインランドリーを利用する
- 最初の1時間ほどは外で干す
部屋干しを避けるために、乾燥機やコインランドリーを利用する方法があります。梅雨の時期は部屋干しの臭いもきついので、コインランドリーを使うのもおすすめです。
また、雨が降っていなければ、最初の数時間だけでも外干ししましょう。少しだけでも外に干すことで、部屋干しした時の臭いや湿度の上昇を抑えられます。
4.エアコンの除湿機能
エアコンの除湿機能には、弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があります。
弱冷房除湿は、温度と湿度の両方を下げる機能で、ジメジメとした夏の日に適した除湿機能です。
再熱除湿は、温度を下げずに湿度だけを下げる便利な機能です。室温を変えたくない雨の日には活躍します。
しかし、エアコンによってはどちらか1つの機能しかない可能性があります。お使いのエアコンをよく確認してから使用しましょう。
また、再熱除湿は1度冷やした空気を温め直して排出しています。そのため、1度冷やした空気をそのまま排出する弱冷房除湿より電気代がかかってしまいます。
5.窓を開けて換気する
お金をかけずにできる唯一の除湿方法が換気をすることです。
窓を開けたり換気扇を回すだけで、部屋の湿度を下げられます。
部屋を換気せずに放置しておくとジメジメとした空気が溜まり、カビやダニを発生させる原因になります。空気の流れを作ることで湿度を下げて新鮮な空気を取り込むことが大切です。
換気をするときは、空気の流れを作るために対角線の窓を開けましょう。1ルームなどで対角線に窓がないときは、窓を開けて換気扇を回すことで空気の流れを作れます。
換気する方法は、梅雨や雨の日などの外の湿度が高い場合には、大きな効果を発揮しません。除湿機などと違い、下げられる湿度は小さいです。
6.扇風機やサーキュレーターを使う
扇風機やサーキュレーターを使って空気の流れを作ることで、湿度を下げられます。
特に、窓を開けたり換気扇を回したりしながら扇風機やサーキュレーターを使うのがおすすめ。窓の近くに設置することで、効率よく換気できます。
また、扇風機やサーキュレーターを押し入れや洗面所などの空気の入れ替えがしにくいところに置くことで湿気を取り除けます。
使い方次第で、カビやダニの発生を抑制できるのでおすすめです。梅雨の時期は早めに扇風機やサーキュレーターを出して利用してみましょう。
7.凍らせたペットボトルを置く
凍らせたペットボトルは除湿剤にもなります。
凍らせたペットボトルを放置しておくと、ペットボトルの表面に水滴がついてきます。これこそ空気中の水分です。
凍らせたペットボトルを放置しておくだけで、空気中の湿気が下がっていきます。水分がついたらタオルで拭き取って常に水滴がつきやすいようにしましょう。
と言っても、部屋全体の湿度を下げるのには向いていませんし効果は小さいです。そのため、今すぐにピンポイントで除湿したい人や除湿剤がすぐに手に入らない人におすすめの方法です。応急処置的な使い方だと覚えておきましょう。
8.竹炭や新聞紙で除湿
竹炭や新聞紙は除湿剤の代わりになります。
炭には、除湿効果だけでなく消臭効果もあり、炭で除湿消臭可能と謳っている商品もあります。靴箱やシンク下、押し入れの中などのピンポイントで除湿したい場合にはおすすめです。
また、新聞紙も除湿剤として優秀です。新聞紙をくしゃくしゃに丸めて押し入れに入れておけば、水分を吸い取ってくれます。部屋干ししている洗濯物の下に置いても除湿効果があります。梅雨の部屋干しには新聞紙が大活躍です。
ただ、新聞紙はすぐにカビが生えてしまうので長時間の放置はやめましょう。竹炭も新聞紙も除湿剤がない時の代替品と考えておくのがおすすめです。
9.家具の配置を見直す
家具と壁の距離をピッタリとくっつけて配置している場合、少し壁から家具を遠ざけるのがおすすめ。
家具と壁の距離が近いと隙間に空気が溜まってしまい、カビが発生しやすくなります。
そのため、家具の距離は5cmほど離すようにしましょう。もちろん、家具と家具の距離も近づけすぎずに少しだけ離しましょう。
しかし、隙間を開けるとホコリが溜まりやすくなってしまうため、スティック状の掃除道具で掃除すると良いです。