長時間の暖房により、肌のカサつきや喉の痛みを感じることってありますよね。
空気は暖められると湿度が下がってしまいます。また、湿度が40%を下回るとウイルスの活動が活発になり、風邪にも引きやすくなることもあります。
しかし、暖房をつけずに冬を乗り越えるなんて大変ですよね。
そこでこの記事では、暖房で乾燥した場合の対策を9つ紹介します。風邪を引かないためにも、実践する価値があるものばかりです。
エアコン暖房の乾燥対策9選
1.床の水拭き
床を水拭きして乾燥を防ぐこともできます。掃除のついでにフローリングを水拭きするだけなので一石二鳥です。また、窓ガラスや壁なども水拭きすれば、さらに加湿されますよ。
ただ、注意点としては床や壁などが水に弱い材質である場合は水拭きしてはいけません。また、加湿する目的で水拭きしても効果が大きいわけではありません。
そのため、床の水拭きは掃除のついでに行うのがおすすめ。普段の掃除より気合い入れて掃除するだけで加湿効果が望めます。
2.マスクをする
喉がイガイガとして不快感があるならマスクがおすすめです。
マスクをしておくだけで呼気により、マスクの中の湿度が高い状態で保たれます。そのため、喉の保湿に関しては非常に効果的です。
マスクならお手軽にできますし、加湿器などにお金をかける必要もありません。しかし、部屋自体の加湿はできませんし、肌の乾燥は守ってくれません。さらに、長時間マスクをしていると顔が肌荒れすることもあります。
喉だけ加湿したい場合や部屋を加湿させたくない場合にはおすすめです。
3.加湿器を使う
部屋の湿度を上げたいなら加湿器を使うのが一番おすすめです。
部屋全体の湿度を上げてくれますし、十分な湿度を保ってくれます。
加湿器にはさまざまな種類があり、デスクに置ける小さいものから空気清浄の機能が備わった大きな加湿器まであります。また、スチーム式や超音波式など水蒸気を発生させるシステムにも違いがあります。
そのため、自分の用途に合ったものを選ぶのが良いでしょう。特に、高価な加湿器になると湿度を一定に保ってくれるものもあり、過剰な加湿を防げます。
加湿器は多少なりともお金がかかってしまいますが、確実に湿度を上げられるのでおすすめです。
4.部屋干しする
加湿器を使わずに部屋全体の湿度を上げられる方法として、部屋干しがあります。
洗濯物を部屋に干すだけで湿度は上昇しますし、お金がかからないのがメリットです。
部屋を加湿するだけでなく洋服も乾かせるので、一石二鳥と言えるでしょう。暖房の風が当たるところに洗濯物を干すと乾きも良くなりますよ。
しかし、デメリットとして洋服に部屋干しの嫌な臭いがついてしまう可能性がある点です。そのため、少しだけ外で干してから部屋に干したり洗剤や柔軟剤を工夫したりするなどの対策が必要です。
5.鍋料理にする
鍋料理にするだけで部屋を加湿できます。さらに、お腹も満たせられるので一石二鳥の方法です。
鍋料理の場合、食材を水とともに煮込むため水蒸気がたくさん発生します。その水蒸気が部屋を加湿してくれて、乾燥を防いでくれるのです。
卓上コンロでグツグツと煮ながら食事をすれば、夜ご飯の時間だけで十分な加湿を得られるでしょう。特に乾燥がひどい日は鍋料理にしてみるのもおすすめですよ。
6.霧吹きをする
部屋の上に向かって霧吹きを吹きかけることで湿度を上げる方法です。
とてもシンプルで簡単な方法ですが、水をそのままの状態でまき散らすため効果はあります。また霧吹きは100均でも購入できるので試すのも簡単です。
ただ注意点としては、壁やカーテンなどにたくさんかけすぎると、カビが発生しやすくなることです。カーテンにかける場合は少量にしておきましょう。
また、霧吹きによっては水鉄砲のように噴射するものもあるので注意して使うようにしましょう。なるべく細かい霧状になる霧吹きがおすすめです。
7.観葉植物を置く
観葉植物などの生花を置くことで、部屋の乾燥を防ぐのに効果があります。
土から吸い上げた水分を葉から放出することを蒸散と言い、これが部屋を加湿するのに一役買っています。
さらに、部屋の空気をきれいにしてくれて視覚的にも癒しを与えてくれるので、観葉植物を置いておくのはおすすめです。
しかし、観葉植物には部屋全体を加湿するほどの効果は期待できません。大量の観葉植物を置いておけば効果はあるかもしれませんが、加湿効果は小さいとも言われています。そのため、補助的な役割として部屋に置いておくのが良いでしょう。
8.濡れタオルをかけておく
部屋干しと同じ理論で、濡れたタオルを部屋にかけておくだけでも加湿の効果があります。
タオルさえあればいつでも簡単にできますし、外泊した時のホテルでも活かせる技です。
よりよく乾燥を防ぐためには、バスタオルなどの大きめのタオルを濡らして搾ってからハンガーなどにかけましょう。なるべく大きいタオルを使った方が効果があります。
また、小さなタオルでも効果がありますし、就寝時に枕元近くにかけておくだけでも喉の乾燥を防げます。乾燥が気になった時にできるのでおすすめですね。
9.電気ポットではなくやかんで沸かす
普段、電気ポットや電気ケトルでお湯を沸かしている人は、やかんで沸かすようにしてみましょう。
鍋料理の時と同じように、水蒸気により部屋が加湿されます。
多くの人がティファールなどの電気ポットやケトルを使って、お茶やコーヒーを飲んでいる人が多いでしょう。そこをやかんで沸かすことで、加湿もできる一石二鳥な方法です。
他にも、お湯が必要になったらやかんで沸かすようにしましょう。