35度を超える夏は、エアコンが必須。しかし、電気代のことやエアコンの故障のことを考えて、エアコンをつけっぱなしにできない人も多いでしょう。
実は、エアコンのつけっぱなしはメリットもあります。
- エアコンのつけっぱなしでも壊れない
- つけっぱなしの方が電気代が安くなる
- つけっぱなしでも火事の心配は無い
この記事では、エアコンをつけっぱなしにしておくメリットとデメリット、注意するべきポイントを紹介していきます。
エアコンのつけっぱなしは大丈夫?壊れるって本当?
エアコンはつけっぱなしにしても問題なく作動します。また、つけっぱなしが原因ですぐに壊れることはありません。
しかし、覚えておきたいことはエアコンをつけっぱなしにしておくと寿命が縮まるということ。つけっぱなしにしておくと稼働時間が長くなり、部品が劣化していきます。
そのため、つけっぱなしが原因ですぐに壊れることはなくても、長い目で見ると使用できなくなる可能性があります。
ただ、エアコンはつけっぱなしにしなくても部品の劣化は防げません。そのため、つけっぱなしによる部品の劣化はそこまで気にしなくても大丈夫です。
エアコンのつけっぱなしは1ヶ月でも壊れない?大丈夫?
エアコンを1ヶ月つけっぱなしにしても正常に使用できます。また、1ヶ月つけっぱなしにする方が電気代も安く済む可能性があります。
ダイキンのホームページに掲載されている記事によると、30分毎にエアコンをオンオフした場合とつけっぱなしにした場合とでは、つけっぱなしにした方が電気代が安いことがわかりました。
暑い夏で外出する機会がない場合は、エアコンはつけっぱなしの方がおすすめです。
しかし、記事によると1時間以上の外出や夜間につけっぱなしにすると、こまめに切るより電気代が高くなってしまいます。
1日の消費電力量は「つけっぱなし」が5.7kWh、「こまめに入り切り」が4.4kWhで「つけっぱなし」の方が大きくなりました。電気代に換算※すると「つけっぱなし」が153.9円、「こまめに入り切り」が118.8円となり、「つけっぱなし」の方が1日で35.1円高くなります。
つけっぱなしにしても問題ありませんが、長時間の外出や夜間のつけっぱなしは控えた方が電気代が安くなります。
そのため、電気代の観点から1ヶ月間ずっとつけっぱなしにするのはやめておきましょう。
エアコンをつけっぱなしにした場合の火事や火災の可能性は?
エアコンをつけっぱなしにしても、エアコンから発火することはほぼありません。
特に、新しいエアコンであればあるほど発火することはないでしょう。仮に発火する恐れがある場合、センサーが働きエアコンを停止してくれます。
しかし、古いエアコンや埃まみれのエアコンは発火しないわけではありません。10年以上使い続けたエアコンから発火した事例もありますし、埃まみれだと発火する可能性もあります。特にコンセントの埃は取り除くようにしましょう。
古いエアコンに関しては、新しいエアコンの方が電気代も安いですし、買い替えても良いかもしれませんね。
エアコンをつけっぱなしにした場合、カビが発生する可能性は?
エアコンをつけっぱなしにするとカビが発生しやすくなります。カビが発生しやすくなるのは冷房のときだけで、暖房の場合は乾燥するためカビは発生しません。
冷房の場合は、エアコン内部に水滴が溜まります。その水滴が原因でカビが発生してしまうのです。
もちろん、エアコンをつけっぱなしにした場合は掃除ができません。水滴もどんどん溜まっていくためカビが発生しやすくなります。
カビを防ぐ方法として、冷房を使用したあとは定期的に送風を行いエアコン内部を乾燥させましょう。また、フィルター掃除だけでなくプロの業者に掃除してもらうことも大切です。
エアコン内部にカビが溜まってしまうと、異臭だけでなく喘息や肺炎の原因になることもあります。エアコンの使用頻度が高かったりつけっぱなしにしていたりする場合は、プロの業者に掃除してもらいましょう。
エアコンをつけっぱなしにした場合のデメリット
エアコンをつけっぱなしにした場合のデメリットは多くありません。
- 寿命が縮む
- 掃除ができないためカビが生える
- 長時間の外出や夜間は電気代が高くなることがある
デメリットはこの程度でしょう。しっかり対応すれば問題はありません。
こまめに使っていても寿命は縮まります。また、1ヶ月間ずっとつけっぱなしにするのではなく、たまにはフィルターの掃除をしたり送風にしたりしてカビを極力防ぐようにしてください。
電気代が気になる人は、長時間の外出や夜間のつけっぱなしは控えて、暑かったら冷房をつけるようにするのが良い方法です。