カビ臭かったり、雑巾の臭いがして本当に嫌になると思いますが、その嫌な臭いに原因があるのを知っていますか。
この記事では、クリーニング後でも臭う原因と対処法を4つご紹介していきます。掃除後の予防策もご説明するので最後までご覧ください。
エアコン業者に掃除してもらったのに臭い4つの原因と対処方法
原因 | 対処法 |
部屋の空気が臭い | 部屋の掃除や消臭を行う |
ドレンパンが掃除されていない | ドレンパンを分解して掃除する |
ドレンホースが詰まっている | ドレンホース内の汚れや水を排出する |
汚れが完全に落とし切れていない | 同じ業者に相談してみる |
原因① 部屋の空気が臭い
部屋の空気が臭い
冷房の仕組みは、室内の空気をエアコン内に取り込み、熱を取り除くことで冷気を作って室内へ送り出すというもの。
そのため、元々の室内の空気が臭い場合はエアコンから送り出される空気も臭くなります。
対処法:部屋の掃除や消臭を行う
部屋の中の臭いを消すためにはまずはしっかり掃除をすること。
そして、掃除したあとは消臭剤を使って消臭を行う、または芳香剤で臭いを上書きするなどして部屋の臭いを変えるようにしましょう。
あとはエアコン付近に吸着剤を置くというのも有効な方法になります。
吸着剤は表面に他の物質を集めて吸い寄せる働きのある物質で、脱臭するための吸着剤の備長炭や活性炭などが有名ですが、それらをエアコン付近に置くことで吸着剤が臭いを吸着して集めて留めてくれます。
原因② ドレンパンが掃除されていない
ドレンパンが掃除されていない
エアコンの内部に熱交換器から出る水を受けるドレンパンという部品がありますが、カビが発生しやすい箇所なのにエアコンクリーニング時に掃除してもらえないことがあります。
なぜやってくれないかというと、エアコンの構造の中でも掃除がしにくい箇所で時間がかかってしまうからです。
また、分解してドレンパンを掃除していても、洗剤が不足していたり適当に掃除されている場合は結局臭いが出てしまいます。
対処法:ドレンパンを分解して掃除する
ドレンパンは洗剤を使っただけではしっかり汚れが落とせないので、ドレンパンを分解してしっかり掃除することで臭いもなくなります。
とはいえ、ドレンパンはクリーニング業者でも分解を避けがちな時間と労力がかかるパーツなので、素人が自身でやるにはかなり難易度が高いです。
ドレンパンを分解して洗浄してくれる業者をしっかり選んで依頼するようにしましょう。
原因③ ドレンホースが詰まっている
ドレンホースが詰まっている
ドレンホースというのはエアコン内部の水を外に排出するための排水管のこと。
ドレンホースがきちんと掃除されていない場合、水が外に排出されずドレンホース内を水が逆流してエアコンの水漏れにも直結してしまいます。
排水時のヌメヌメしたヘドロ状の水垢によって汚れたドレンホースの状態でエアコンを運転していると、ドレンホース内の空気もエアコンは多少なりとも吸ってしまいますのでこれが悪臭を放つ原因になります。
対処法:ドレンホース内の汚れや水を排出する
エアコンクリーニング業者によっては室内機クリーニングの際に「通水洗浄」をしてくれます。
通水洗浄とはドレンホース内に高圧の水を流して汚れを排出する洗浄方法のこと。
家庭用のルームエアコンであれば通水洗浄を行うことで状態はほぼ改善されるでしょう。
もしも業者がやってくれない場合は、ご自身でドレンホースクリーナーという専用の道具を用意してホース内の汚れや水を排出しましょう。
原因④ 汚れが完全に落とし切れていない
汚れが完全に落とし切れていない
長い間エアコン掃除をせず汚れた状態でエアコンを使い続けていた場合は、一回のエアコンクリーニングでは汚れが落ちきらないことがあります。
臭いが染み付いてしまったのであれば臭いも残ってしまうかもしれません。
対処法 同じ業者に相談してみる
クリーニングを実施してくれた業者に臭いが出てしまっている旨を相談すればもう一度作業に来てくれる可能性が高いです。
また、そうした理由で再実施する際は、無料でやってくれる業者がほとんどなので遠慮せず一度相談してみましょう。
エアコン掃除後にできる臭いの予防方法
1.部屋の湿度を下げる
カビ対策として効果的なのは、部屋の湿度を下げること。
エアコンは部屋の空気を内部に取り込むので、部屋の中の湿度が高いとエアコン内部に湿気をこもらせる原因になります。
2.冷房使用後は送風運転を行う
冷房を使用するとエアコンの内部は外部よりも冷えている状態になり、外部の温度と差ができてしまうのでエアコン内部は結露が発生しやすくなっています。
この結露がカビの原因になってしまいます。
また、冷房使用時はエアコン内部全体の湿度も高くなっているため、結露が発生していない箇所もカビが発生しやすい環境になっています。
こういったエアコン内部に湿気が溜まってしまった場合は送風運転をして解消しましょう。冷房使用後に10分間送風運転にすることで内部の湿度を下げてカビを発生させにくくします。
3.こまめにエアコンの手入れをする
エアコンのカビを防ぐにはこまめなお手入れが重要になります。
フィルターを掃除したり、専用のハンディーモップでファンの部分を掃除したりするだけでもカビは発生しにくくなります。
4.エアコンを使用していない時は換気をする
ホコリはエアコンフィルターのカビ発生の大きな原因になります。
エアコンを使用すると、部屋のホコリが舞い上がってどんどんフィルターに溜まっていき、伴ってカビも大量発生します。そこで、ホコリがフィルターに溜まらないようにするために1日のうち数回換気を行うようにしましょう。