「エアコンが故障した!」と思っても、買い替える前にチェックするべきポイントがあります。
エアコンが故障しているのではなく、勘違いや確認不足なだけかもしれません。
- 電源プラグが抜けている
- 霜降り運転中
これらの確認が必要で、業者に依頼しなくても直ります。
さらに、エアコンが故障する原因や故障しやすいメーカーについても紹介していきます。
「エアコンが故障かな?」と思ったら、チェックポイントを確認してみてください。
エアコンが故障した!と思ったらチェックすべきポイント
- 室外機のトラブル
- 霜取り運転している
- リモコンが故障している
- 電源プラグが抜けている
- エアコンの温度設定が適切ではない
- 部屋の広さとエアコンの性能が合っていない
室外機のトラブル
冷房を使用しているときに冷たい風が出てこなければ、室外機にトラブルがあるかもしれません。
室外機は、室内機で冷やした空気を外へ送り出す働きがあります。
室外機の近くに障害物が置いてあると、空気を排出する機能が低下してしまいます。雑草や自転車などが室外機の近くにある場合は、ちゃんと機能していない可能性があるので注意しましょう。
障害物を退けたとしても室外機から風が出てこない場合は、室外機のどこかが故障しているかもしれません。業者やメーカーに問い合わせて修理をしてもらいましょう。
霜取り運転している
暖房を使用しているときに温風が出てこなかったり止まったりした場合、霜取り運転が作動しているかもしれません。
霜取り運転は、室外機についた霜を取り除く働きがあります。寒い時期に霜取り運転は作動しやすく、温風を効率よく出すための準備機能です。
霜が取れると温風が出てきますので気長に待ちましょう。メーカーによりますが、室内機の表示ランプが点滅していると霜取り機能が作動しているサインです。
もし何時間待っても霜取り運転が終わらない場合は、故障の可能性がありますので業者やメーカーに連絡しましょう。
リモコンが故障している
リモコンの故障によって、エアコン本体が故障していると勘違いすることがあります。
リモコンが機能しているかの確認は、以下のことを試してみましょう。
- 代替リモコンを使用する
- リモコンの電池を交換する
- 室内機の応急運転ボタンを押してみる
まずは、リモコンの電池切れを疑い電池の交換をしましょう。それでも反応しない場合は、エアコン本体の応急運転ボタンを押してみます。
応急運転ボタンはエアコンのカバーを開けたところにあり、ボタンを押すと自動設定でエアコンが作動します。もし、作動してくれないときはエアコン本体が壊れているかもしれません。
また、スマホアプリや代替リモコンを使うことで、リモコンが故障しているかを確かめられます。以下の記事で代替リモコンについて紹介しています。
関連記事 赤外線でも可能!エアコンのリモコンアプリを7つ紹介
電源プラグが抜けている
エアコン本体の電源プラグが抜けているだけかもしれません。
エアコン本体の電源を抜いた状態でリモコンのボタンを押しても作動してくれません。
エアコンを使わないシーズンオフの時期に電源プラグを抜いている家庭もあると思いますので、確認してからエアコンを操作しましょう。
また、ブレーカーが落ちていないことも確認してください。ブレーカーが落ちた状態で操作しても電源はつきません。
エアコンの温度設定が適切ではない
エアコンの設定温度が適切ではないために、故障と勘違いすることがあります。
例えば、部屋の温度が24度の状態で冷房を27度で設定しても冷風は出てきませんし、部屋の温度が25度なのに20度の暖房をつけても温風は出てきません。
エアコンの設定温度が適切ではないため、「エアコン壊れたかな?」「そろそろ寿命かな?」と思うこともよくあることです。
また、設定温度だけでなく、風量を強めに設定するのも良い方法です。
部屋の広さとエアコンの性能が合っていない
部屋の広さに対して、エアコンの性能が弱いと温度は変わりにくくなります。
エアコンは6畳用など決まっていて、部屋が12畳あるのにエアコンが6畳用では性能が追いついていませんよね。
まずは、お使いのエアコンの性能を確認しましょう。もし、部屋の広さに対して性能が弱い場合は、部屋に間仕切りを入れるなどの対応をしたりエアコンの買い替えが必要です。
買い替える場合は、部屋の広さに対応したエアコンを選ぶ必要があります。
部屋の広さとエアコンの性能は合っていても温度がなかなか変わらない場合は、部屋の窓やドアが開いていないか確認することも大切です。空気をなるべく密閉した状態でエアコンを使った方が効率よく温度を変えられます。
エアコンが故障する4つの原因
- 室外機の故障
- 冷媒ガスの不足
- センサーの不具合
- ホースからの水漏れ
室外機の故障
エアコンが故障する原因として、室外機の故障が考えられます。冷房のときは温風を外に排出し、暖房のときは冷風を外に排出してくれます。
しかし、この排出する機能が働かないと室内機から気持ち良い風は出てきません。
室外機の周りの障害物を取り除いても風が出てこない場合は、室外機が故障している可能性があります。メーカーや業者に修理の依頼をしましょう。
冷媒ガスの不足
冷媒ガスが不足することで、エアコンが故障するかもしれません。
冷媒ガスは、取り込んだ空気を冷たくしたり温かくしたりします。
冷房を使っているときに、冷媒ガスは取り込んだ温かい空気を冷たくして室内に排出しています。大事な機能を担うひとつです。
この冷媒ガスが何らかの原因で漏れてしまうと、温度を調節する機能がなくなりエアコンが機能しなくなります。基本的に冷媒ガスが漏れることはありませんが、突然の衝撃で漏れてしまうことがあります。
冷媒ガスが漏れてしまった場合は、メーカーや業者に見てもらうのが得策です。
センサーの不具合
センサーを感知しなくなると、エアコンが起動しなくなります。
エアコンはリモコンからの赤外線で機能しますが、エアコン側かリモコン側のセンサーが壊れることでエアコンが反応しなくなります。
エアコンとリモコンのどちらのセンサーが不具合を起こしたのかを確かめるのは難しいです。そのため、メーカーや業者に依頼するのが良いでしょう。
ただ、最新のエアコンですと赤外線のセンサーではなくWi-FiやBluetoothで接続できるものがあります。お使いのエアコンがWi-Fiなどに接続できるのであれば、リモコンは使わずにスマホから操作してみてください。
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ホースからの水漏れ
ドレンホースが詰まることによって、水漏れを起こしてしまいエアコンが使えなくなるかもしれません。
ドレンホースは、室内機で空気を冷やした際に発生する水を室外に排出する機能があります。
このドレンホースの中にゴミが溜まっていたり不具合があったりすると、水がうまく排出されずにエアコンから水が溢れてしまいます。
この場合は、ドレンホースの問題を解決できればエアコンを再度使えますが、自分で対処するより業者に任せるのが良いでしょう。
原因は?故障しやすいエアコンメーカー
シャープ
エアコン業界では、シャープは壊れやすいことで有名で、買い替えても5年くらいでダメになってしまうこともあります。
壊れる原因として、ファンモーターの不具合やガス漏れの発生が多いです。シャープの社員でさえ「うちのエアコンはよく壊れます。」と言っている人もいるとか。
それだけシャープのエアコンは不具合が多いことは業界の常識にもなっています。
テレビや冷房庫ではシャープの不具合はあまりありませんが、エアコンだけはおすすめできないメーカーかもしれません。
東芝
エアコン業界では、東芝の故障報告が非常に多いです。国内のエアコンシェア率トップ5に入っていない東芝ですが、「エアコン 故障」と検索すると「東芝」という名前が上位にヒットします。
シェア率が高くないにも関わらずエアコンの故障が有名なので、エアコンの質が良くないのかもしれません。特に、ファンモーターやコンプレッサーなどいろんな部品が壊れやすいです。
また、東芝のカスタマーサポートに連絡をしても、なかなかつながらずに対応も悪いことで有名です。