エアコンから水漏れしている写真
エアコンから水が垂れていたら、すぐに対応しましょう。
もし対応しないで放置しておくと、最悪の場合火災の原因になる可能性も。
この記事では、
- エアコンの水漏れを放置するとどうなるのか
- エアコンの水漏れの対処方法
- エアコンの水漏れの原因
などを紹介していきます。
エアコンの水漏れと漏電を放置してはいけない3つの理由
- 壁の内部が腐る
- 漏電して火災になる可能性
- 壁や床にシミや水跡が残る
1.壁の内部が腐る
壁の内部が腐る
エアコンの水漏れを放置してしまうと、壁の内部が腐ってしまうことがあります。
壁が腐ると想像しただけでも、危険ってことがわかりますよね。
何より賃貸物件では、退去する際に多額のお金を支払うことになるでしょう。
もちろん、壁が腐ってしまうのは最悪のケース。腐る前には、カビが大量発生するので、そのときに気がついたらすぐに対処する必要があります。
2.漏電して火災になる可能性
漏電して火災になる可能性
エアコンが水漏れしたケースでもっとも最悪なのが火災です。
エアコンの水漏れを放置してしまうと、漏電してしまい、火災になることもあります。
火災は人の命を奪うほどの大事故。エアコンが水漏れしていると気がついたら、「火災になるかも。」と考えてください。「ちょっとくらい大丈夫か。」では、済まされませんよ。
3.壁や床にシミや水跡が残る
壁や床にシミや水跡が残る
エアコンの水漏れが、壁や床にシミとして残ってしまうことがあります。エアコンの水漏れとしては軽傷ですが、シミや水跡が残ってしまうと、退去したときにお金がかかることもあります。
もちろん、ひどくなるとシミだけでなくカビが発生したり、最悪腐ることも。
エアコンの水漏れがどのような結果をもたらしたとしても、良いことにはなりません。エアコンが水漏れしているなら、すぐに対処していきましょう。
【応急処置】エアコンの水漏れを対処する
- エアコンをOFFにする
- エアコンの電源コードを抜き取る
- エアコンの下に置かれているものを移動する
- 垂れてきた水を拭き取る
- 管理会社や大家さんに連絡する(賃貸住宅のみ)
step
1エアコンをOFFにする
エアコンをOFFにする
エアコンの水漏れしたときに最初にやることが、電源をOFFにすること。
漏電の心配などもありますが、何より使用を続ければ、水漏れはどんどん発生します。
水漏れが止まらないと壁や床にも影響が出るので、水漏れが発生したらすぐにエアコンの使用をやめましょう。
step
2エアコンの電源コードを抜き取る
エアコンの電源コードを抜き取る
次にやることは、エアコンの電源コードを抜いて拭き取ること。
抜く理由はもちろん漏電。火災に発展してしまったら最悪ですので、コンセントを抜くことは必須だと覚えておきましょう。そして、コンセントをしっかりと拭き取るようにしてください。
コンセントを拭き取らないと、次に使うときに漏電したり、コンセント自体がダメになってしまうこともあります。
step
3エアコンの下に置かれているものを移動する
エアコンの下に置かれているものを移動する
エアコンの下に置かれているものを移動しないと、落ちてきた水でびちょびちょになってしまいますよね。
また、床や置いてあったものがカビてしまったり腐ってしまうことも。
そのため、エアコンの下に置かれているものを移動させて、バケツなどを置くようにしましょう。
step
4垂れてきた水を拭き取る
垂れてきた水を拭き取る
エアコンの水漏れ壁をつたっているときは、垂れてきた水を拭き取ることが大切。
壁をつたっているということは、壁にカビを発生させたり腐らせてしまう原因になってしまいます。
使用をやめたあとに、垂れてきた水を拭き取ることを忘れないようにしましょう。
step
5管理会社や大家さんに連絡する(賃貸住宅のみ)
賃貸で部屋を借りているなら、管理会社や大家さんにすぐに連絡しましょう。
引っ越してきたばかりなら、大家さんが業者を手配してくれるかもしれません。
どちらにしても、エアコンの水漏れは業者による対応が必須。管理会社や大家さんに連絡を入れてから指示に従いましょう。
エアコンが水漏れする4つの原因と対策
- ドレンホースのつまりや劣化
- エアコン内部の結露や故障
- 設置不良
- 雨漏り
1.ドレンホースのつまりや劣化
ドレンホースの写真
エアコンが水漏れする原因の8割程度が、ドレンホースのつまりや劣化などです。ドレンホースとは、エアコン内に発生した水分を外に排出するホース。
このドレンホースがゴミで詰まっている場合があります。また、ドレンホースが上を向いていることも。そのような場合は、ゴミを取り除いたりホースの先を下に向けたりすることで対処しましょう。
ちなみに、ドレンホース内のゴミを取り除くための専用ポンプが売られています。専用のアイテムが売られているということは、ドレンホースがいかにつまりやすいかがわかりますね。
また、冬に水漏れが発生した場合、ドレンホースの先が凍っている可能性もあります。
夏冬関係なく、エアコンの水漏れが発生したら、ドレンホースを確認することがおすすめですよ。
2.エアコン内部の結露や故障
結露
冷房を使うと、室内の空気をエアコンが取り込んで、暑い空気を外に送り出し、冷たい空気を室内に排出してくれます。
冷たい空気は熱交換器(アルミフィン)という部分で作られますが、ここで結露が発生してしまうのです。急激に温度の変化があると結露した水分が落ちてきてしまうというわけ。また、熱交換器の他に、ドレンパンが汚れていると水漏れが発生することもあります。
対処法としては、
- フィルターを掃除すること
- 見える範囲で拭き取ること
- 使いすぎないようにすること
この3つを試してみて、問題が解決しなければ、専門業者に問い合わせる必要が出てきますよ。
3.設置不良
設備不良
ごくまれなパターンとして、設置不良の場合があります。もしエアコンを設置してすぐに、水漏れが始まった場合、設置不良を疑うのが良いでしょう。
エアコンは地面と並行に取り付けなければなりません。そのため、少し傾いているだけで、水漏れが発生することもあります。
この場合は、取り付けた業者に問い合わせてみましょう。
4.雨漏り
雨漏り
雨漏りも極々まれなパターンです。雨が何らかの原因でエアコンにつたって、部屋の中で水漏れになってしまいます。
もし「雨の日にエアコンから水漏れする。」と思ったら、すぐに管理会社や大家さん、業者への問い合わせが必要です。
しかし、このパターンはエアコン専門業者のサービス内ではない可能性も。
建築などの専門業者にも相談する可能性が出てくる厄介なパターンです。