「冷房をつけっぱなしにするのは電気代もかかるし風邪を引きそう。」と考える人が多いでしょう。
冷房は1時間で4円〜24円ほどの電気代がかかるため、つけっぱなしだと1日100円〜300円はかかる計算となります。
そこでおすすめするのが、エアコンの送風運転です。電気代は1時間0.45円ほどで、冷房と比べると圧倒的に安いですよね。
1ヶ月あたりの電気代は約330円とかなりの節約になるのが下記からわかると思います。
- 送風運転時 約0.45円/時間
- 1日あたりの電気代 約11円/日
- 1カ月(30日)あたりの電気代 約330円/月
- 年間(365日)の電気代 約4,000円/年
この記事では、
- 熱帯夜に送風は使うべきか
- 送風をつけっぱなしにした時の電気代
- 熱帯夜を快適に過ごすエアコンの使い方
などについてさらに具体的に解説していきますね。
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エアコンの送風機能の正しい使い方や仕組みとは?その効果とメリット
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エアコンの送風を寝るときにつけっぱなしにしても身体は大丈夫なの?
エアコンの送風を寝る時につけるのは正解?
冷房で寒すぎるなら、窓を開けてエアコンの送風を使うのがおすすめ。
送風は、部屋の空気をエアコンで取り込み、排出しているだけなので扇風機と同じ効果があります。部屋内の空気が止まっているよりも循環していた方が、涼しさを感じるため「冷房だと寒すぎる。」と思ったときは使ってみてください。
しかし、覚えておきたいことは、扇風機と効果が一緒だということ。
熱帯夜で部屋を閉め切りにして寝ていると、送風や扇風機を使っていても熱中症になる可能性もあります。窓を開けられる環境であるなら、窓を開けた状態で送風の利用をおすすめしますが、あまりにも暑い日は冷房を素直に使いましょう。
エアコンの送風は冷房と比べると涼しい?
エアコンの送風は冷房と比べると涼しい?
エアコンの送風モードにしてエアコンの前に立つと、風が送られてくるため涼しさを感じます。
しかし、送風は部屋の空気を出すだけなので、温度が下がっているわけではありません。その点、冷房の方が涼しいです。
冷房は、部屋の空気を取り込み熱を外に排出して、冷たい空気だけ部屋に送り出しています。送風で効果がない場合は、冷房を使うのがおすすめですよ。
エアコンの送風を使う時の注意点
エアコンの送風を使う時の注意点
送風は、部屋内の空気を循環させているだけなので、室温が下がっているわけではありません。
もし閉め切りの部屋で送風を使っていたら、気温も湿度も下がらず蒸し風呂状態になってしまいます。
こうなると、熱中症になる可能性もあります。送風で涼しさを感じたとしても、温度や湿度が下がっているわけではないので、水分補給などの熱中症対策は必須です。
もし寝ている間に送風を使いたいなら寝る前1時間くらい冷房をつけて、部屋を冷たくしてから送風モードに設定しましょう。
エアコンの送風をつけっぱなしにした場合の電気代
「エネチェンジ」のデータを参考に、送風の電気代と冷房と比較しました。
あくまでつけっぱなしにした場合の電気代という点を考慮に入れてください。
送風運転時の電気代
- 送風運転時 約0.45円/時間
- 1日あたりの電気代 約11円/日
- 1カ月(30日)あたりの電気代 約330円/月
- 年間(365日)の電気代 約4,000円/年
送風と冷房の電気代
送風運転時 | 1時間あたりの電気代 約0.45円/時間 |
1日あたりの電気代 約11円/日 | |
冷房運転時 | 1時間あたりの電気代 約78円/時間 |
1日あたりの電気代 約1,870円/日 |
1日中エアコンをつけっぱなしにした場合、送風と冷房では約1,800円も差額があることがわかりました。
参考記事 シャープ「AY-J80X2(26畳目安)」の電気代
これでぐっすり眠れる!夏を快適に過ごすための3つのコツ
2段階で設定
2段階で設定
夜を快適にしたいなら、2段階設定にするのがおすすめ。
1段階目は、寝る前1時間くらいでちょっと低めの冷房設定にします。この時の温度設定は25度くらいが良いでしょう。
そして、2段階目は、布団に入ったときに設定します。設定温度は、26〜28度くらいでつけておきましょう。
熱帯夜で寝苦しいときは冷房をつけることがおすすめ。冷房を使わずに寝ると、熱中症になってしまうこともあるので注意しましょう。
朝までつけておく
朝までつけておく
2段階設定にもせず、朝までつけっぱなしにしておくのも、熱帯夜にはおすすめの方法です。
人間は室温が28度以上の部屋にいると、熱中症になってしまう可能性が高まります。そのため、冷房の設定は28度くらいで設定するのがおすすめ。
24度とかの低すぎる設定にすると、電気代だけでなく、体が冷えて風邪を引いてしまうこともあるので注意しましょう。
「快眠モード」を活用
最近のエアコンには、「快眠モード」や「おやすみモード」がついていることがほとんどです。
これは自動的に、快適な温度と湿度になるように調整してくれるモードなので、寝るときに使えば間違いありません。
もし「快眠モード」などがない場合は、2段階設定などをして暑さから逃れるようにしましょう。
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エアコンの送風機能の正しい使い方や仕組みとは?その効果とメリット
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