エアコンのガス漏れの確認方法(チェック方法)と人体への危険性

エアコンのガス漏れは、室外機の目視によって素人でも確認できます。

エアコンのガス漏れが起こると、エアコンの効きが悪くなり人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、

などについて解説します。

カジアンド

現在エアコンの効きが悪いと感じる方は、一度エアコンのガス漏れチェックをしてみましょう。

エアコンのガス漏れの症状

エアコンのガス漏れが起こると、冷房使用時に冷風が出なくなり暖房使用時に温風が出なくなります。

冷媒ガスは、空気の温度を変換する重要な役割があり、購入時は適量のガスが充満しています。

しかし、使用していると徐々にガスが漏れてしまい冷房暖房の効果が弱くなっていくのです。

冷媒ガスが少なくなってもエアコンは動きますが、冷房をつけているのに部屋が冷えない場合や暖房で部屋が温まらない場合はエアコン側がエラーを出します。

ガスは目に見えないため、ガス漏れしていることに気がつかないことがほとんどです。そのため、何かおかしいと思ったらガス漏れチェックをしましょう。

エアコンのガス漏れの確認方法(チェック方法)

ガス漏れの確認は素人でもできます。

まずは、エアコンをつけた時に室外機が正常に動いているかどうかを確認しましょう。そもそもガス漏れでエアコンが故障する事例は少なく、室外機が動いていないなどの故障が多いからです。

室外機が正常に動いていたら室外機の配管接続部を確認します。配管接続部は室内機と室外機をつなぐホースのような部分です。

エアコンをつけていないのに配管接続部に霜がついている場合はガスが漏れています。正常の場合は、エアコンを切ると霜が水滴に変わっていきます。

素人にできるのはここまで。修理はプロに任せましょう。

エアコンのガス漏れが人体に影響することはほとんどありません。

一般的な家に住んでいて窓を開ける機会がある場合は、ほとんど気にしなくてOKです。

しかし、冷媒ガスの放出が多くなるとめまいが起こったり気分が悪くなったりする事例があります。また、空気が溜まりやすい地下などで大量の冷媒ガスが漏れた場合は酸欠状態になり、最悪の場合死に至る可能性もあります。

日本冷凍空調工業会の報告では、実際に酸欠状態になった事例が過去2件ありました。

しかし、地下の閉じこもったところでガス漏れすることはほとんどありませんし、新しいエアコンではガス漏れすることは減っています。最新のエアコンを使っていて、普通の暮らしをしていれば気にすることではありません。

ガス漏れによる人体への影響は「一般社団法人日本冷凍空調工業会」の記事から見ることができます。

ガス漏れの修理は、15,000〜50,000円である場合がほとんどです。

もちろん、エアコンの経過年数やガス漏れの状況、メーカー、設置状況などにより値段が大きく変わります。

状況によっては50,000円よりも高くなる可能性があるので、新しいエアコンに買い替えた方が良いかもしれません。

また、業者によっても値段が違うのでいろんな業者に連絡して見積もりを取るようにしましょう。