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エアコンで喉が痛い・イガイガする4つの原因と対策

エアコンで喉が痛い・イガイガする原因と対策

エアコンをつけっぱなしにして寝たときに「エアコンで喉が乾燥した!」なんてことはありませんか?

エアコンを使うと湿度を下げてしまうため、喉の痛みやイガイガを感じることが多くあります。冷房でも暖房でも乾燥を感じてしまうのです。

しかし、エアコンによる乾燥だけが原因で喉の痛みやイガイガを感じているとは限りません。エアコンによる乾燥以外にも、実はさまざまな要因があります。

  • エアコンで喉がイガイガする原因
  • エアコンで喉がイガイガした時の対処法

この記事では、2つに焦点を当てて紹介していきます。

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エアコンで喉が痛い・イガイガする4つの原因

  1. 口呼吸
  2. 空気の乾燥
  3. エアコンのカビ
  4. 冷房病(クーラー病)

1.口呼吸

口呼吸喉がイガイガする大きな原因の1つが口呼吸です。

人間は鼻で呼吸をする生き物ですが、口で呼吸をしてしまうことを口呼吸と言います。

鼻の機能は、空気を吸い込んだときに入ってくるゴミを取り除いたり、湿度を調整したりする機能です。しかし、口で呼吸をするとゴミや乾燥した空気が喉までダイレクトに入ってしまいます。

ウイルスや細菌、乾燥した空気を喉で受け取ることによって、喉に痛みを感じたり風邪をひいてしまったりします。

特に就寝時に喉の乾燥を感じる人は、無意識のうちに口呼吸になっているのかもしれません。

喉の痛みを感じないためにも、口呼吸をやめて鼻呼吸にする必要があります。

2.空気の乾燥

空気の乾燥

空気の乾燥は喉を痛める大きな要因です。

鼻呼吸だったとしても乾燥がひどい場合は、喉がイガイガします。エアコンによる空気の乾燥は、暖房冷房両方で起こります。

冷房の場合は、室内の温かい空気を室内機が取り込み、空気を冷やしてから室内に空気を送り返します。この室内の温かい空気が冷やされるとき、水滴が出てしまうのです。

水滴はドレンホースという管から屋外に排出されていきます。つまり、屋外に排出された水滴分、湿度が下がった状態で冷たい空気は部屋に返されるわけです。これにより冷房でも湿度が下がってしまいます。

暖房の場合、水滴は出ません。部屋の湿度は変わらずに、温度だけが上昇します。温度は上がるのに湿度は変わらないため、空気中の水分の割合は減ってしまい空気が乾燥してしまいます。

エアコンで乾燥を感じるのは、このような仕組みがあるからです。エアコンで空気中の湿度が下がってしまうのは、ある意味仕方がないことなのです。

3.エアコンのカビ

エアコンのカビ

エアコン内部の水滴によって、カビが発生します。

このカビを含んだ空気を吸い込むことで、風邪に似た喉の痛みやイガイガを感じることがあります。

このような不衛生な状態でエアコンを使い続けると最悪の場合、喘息や肺炎を発症することもあります。夏型過敏性肺炎という名前も付けられるほど、エアコンによる肺炎は深刻です。

エアコン内部のカビは、冷房や除湿などの夏の時期に使う機能で発生します。

温かい空気をエアコン内部で冷やしたり除湿させたりするときに、エアコン内部で水滴が発生してしまいます。この水滴がカビの原因です。

冷房や除湿をした後は、送風機能を使いエアコン内部を乾燥させると良いでしょう。また、定期的なクリーニングも必須。

4.冷房病(クーラー病)

冷房病(クーラー病)

エアコンによる喉の痛みは、冷房病も考えられます。別名クーラー病とも呼び、冷房を使用する夏の時期に見られます。

例えば、長時間野外にいた状態からいきなりデパートに入ると気持ちいいですよね。逆に冷房の効いた場所から急に野外に行くと不快感を覚えるでしょう。

実は、この温度差によって発症するのが冷房病です。温度差により自律神経のバランスが乱れて、喉の痛みだけでなくめまいや食欲不振、頭痛、だるさなどを引き起こします。

急激な温度差を感じる夏には、アウターなどを持ち歩き温度差を緩和するのも対策の1つです。

エアコンで喉が痛い・イガイガする場合の対策と予防法

  1. マスクをする
  2. 加湿器をつける
  3. 寝る前に水を飲む
  4. 口呼吸防止テープをつける
  5. 冷房病(クーラー病)の予防
  6. プロのエアコンクリーニング

1.マスクをする

マスクをする

エアコンで喉がイガイガするのであれば、マスクをするのが手っ取り早いです。

特に、布マスクは不織布マスクよりも吸収性が高く乾燥を防ぐにもおすすめのマスクです。マスクを付けていれば自分の呼気によりマスク内の湿度が上がり、喉の乾燥を防いでくれます。

また、口呼吸であってもゴミなどを喉に通さないのがメリットです。エアコンがカビている場合でもカビをマスクが防いでくれます。

応急処置としてマスクは簡単にできますし、自分だけの乾燥対策です。周りに迷惑をかけないので、職場での乾燥対策にも最適です。

2.加湿器をつける

加湿器をつける

エアコンで乾燥するなら加湿器をつけて湿度を上げてしまいましょう。最近の加湿器は種類が豊富にあり、用途に合わせた加湿器を選べます。

職場にも最適なデスク用の加湿器や部屋全体の湿度を上げる加湿器、電気を使わないペーパータイプの加湿器などもあります。用途に合わせて選ぶのも良いでしょう。

ホテルなどで急に加湿器が必要になった場合は、濡れタオルを干したり枕元に置いたりすることで乾燥を防げます。濡れたタオルをブンブン振り回すだけで湿度は上がるので、一度試してみてください。

3.寝る前に水を飲む

寝る前に水を飲む

寝る前に水を飲むだけで就寝時の喉の乾燥も変わってきます。

「朝起きたときに喉が痛い」と感じる人であれば、寝る前の水分補給は必須。

また、寝る前以外でもこまめな水分補給は大切です。こまめに水分を補給するだけで、喉が潤い風邪予防にもなります。

さらに、ただの水ではなくハチミツや生姜などの喉を守ってくれる成分が入っている飲み物がおすすめ。逆に、アルコールや炭酸などの喉に負担をかける飲み物は避けるようにしましょう。

4.口呼吸防止テープをつける

口呼吸防止テープをつける

口呼吸をやめたいなら口呼吸防止テープを利用するのもおすすめです。

口呼吸防止テープは就寝時に口に貼り付けることで、強制的に鼻呼吸を促してくれます。強制的に鼻呼吸になるので喉の乾燥も防げますし、就寝時にはいびきを防ぐ効果もあります。使い続ければ口呼吸ではなく鼻呼吸になるかもしれません。

しかし、人によって合う合わないがあるのも事実です。

特に、鼻炎がひどい人は酸欠の恐れがあるため使用するのは控えましょう。使用するのが心配な人は少ない枚数のものから購入するのが良いでしょう。

5.冷房病(クーラー病)の予防

冷房病(クーラー病)の予防

冷房病の予防には、以下の4つを意識しましょう。

  • 体を温める食事
  • 適度な運動と入浴
  • 寒い時はアウターを羽織る
  • エアコンの設定温度を高めにする

お店や電車内など室内でも温度のコントロールができない場合は、アウターを着たり肩掛けをして対応しましょう。

また、室内の温度をコントロールできるのであれば、寒くしすぎずに28度程度になるように調整しましょう。

暑い夏だからこそ重要なのが、運動や入浴です。適度な運動や入浴は血流を良くしてくれるので、冷房病の予防に最適です。さらに体内から体を温めてくれるニンニクや生姜などの食事を積極的に摂るようにしましょう。

6.プロのエアコンクリーニング

プロのエアコンクリーニング

エアコンのカビが原因で喉の痛みや風邪を引いてしまう場合もあるため、エアコンのクリーニングは必須です。

もちろん日々のメンテナンスは自分で行い、1年に1度はプロの清掃業者にエアコンのクリーニングをしてもらいましょう。特に夏場に1度でもエアコンを使ったならプロによるエアコンクリーニングが必須。

エアコンの臭いを防ぐためだけでなく、喉や健康を守るためにも重要なことです。肺炎は日本人の死因3位ですし、エアコンのカビにも注意が必要です。

1年に1度でも良いので、プロにエアコンクリーニングをしてもらいましょう。

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